夜桜撮影行
中山 - 2013-03-26 22:40

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生まれ育った土地:小田原
ここには、日本桜名所100選になるほどの桜の名所があります。

それがここ、小田原城

地元の人間にしても、ここの桜がほころび始めるとにわかに春めいてきてうきうきしてきます。
小田原城自体のガッカリ感に後押しされて、とても素晴らしい桜並木がお堀端の周りにあるので
この時期の観光客といえば、お堀の周りをぐるりと回り、天守閣には上から桜を眺めたいからという
不純な動機で城に吸い込まれていくのです。

さてさて、それは昼の小田原城の話。夜の小田原城には地元の人間が夜桜見物にやってきます。
かくいう自分もその一人。

見物客に流されながら、夜桜撮影と洒落こんで参りました。

夜の撮影なので、手持ちというわけにもいかず、三脚担いでエッサホイです。
夜桜撮影で難しさを感じるとしたらならば、風です。

桜は細かいので、風が吹いたりすると簡単に揺れます。

揺れると露光時間が長い夜桜撮影には敵になります。

今回も、250枚近く撮って参りましたが、使えるのは一割にも満たない感じです。
こればかりは、風まかせなのでどうしようもない。
出来る限りに、吹かない隙間を狙って露光してみました。

長時間露光の利点の一つに動くものが消せる事を上げてみようと思います。
桜並木の見物客は、思い思いに動いてますから、普通に撮るとブレたりして景観を損なう可能性があります。
かといって、夜なので、人を止めるほどのシャッタースピードが稼げるわけもなく。

そこで長時間露光での撮影が生きてきます。

薄いゴーストみたいのがたくさん見えるとおもいますが、これが人です。

プロの作品にも、こういった描写が見られるとおもいますが、なんとなく流れを抽象化したい時に使える手法です。
今回は、見物客を消す目的で使いました。

今回は5秒位あけるためと、被写界深度をだだっ広くするためにF22を多用してます。

夜で、F22まで絞っているので5秒位あけてちょうどいい計算になります。

ところでタイトル画像はちょっと遊んでみた結果です。露光間ズーミングならぬ露光間フォーカスです。
シャッターを開けてる間に、ズーミングせずにフォーカスリングを無限遠まで回しました。

普通に撮るとこういう画になります。

不思議なもので、類は友を呼ぶというんでしょうか、絶景ポイントには必ず同類がいます。
三脚担いで、根を下ろした先が、たまたま同じなんて事がしょっちゅうです。
そんななかで、同類が集まってるポイントがあったのでそこで私も根を下ろしてみました。

見物客が、後ろで話している会話を聞いてみたところ

「ここ、いいポイントなんだ」「なんで?」「こういう人たちが一杯いるから」「なるほど」「ここなら綺麗に撮れそうだから撮っていこう」「人まかせかよ」

安達氏と撮影してたら、多分手を叩いて笑っていたと思います。
それほど、この会話は的を射ていました。

観光スポットで、撮影ポイントに迷ったら、こういう人を探して下さい(笑
たいていいいスポットで撮影している筈なので悩む事なく、同じ方向にカメラを向けてシャッター切っていただければと思います(笑

我々の面白い使い方を知っているもんだなぁとほくそ笑みながら、小雨がぱらついてきたのでそそくさと帰路につきました。

帰り道に出会った猫。いつものやり方で近づいて接写です。

では。

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